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ジャンル: | 本
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発送可能時期: | ご確認下さい
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参考価格: | ¥ 3,360 (税込)
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インターネットに憲法をどう適用するか 本書は、憲法学者・松井茂記教授によるインターネット法の包括的な体系書である。本書の考察対象は、インターネット上に憲法をいかに適用すべきかという原理論から始まり、わいせつ表現規制、有害情報規制、名誉毀損・プライバシー侵害、プロバイダー責任、著作権法、電子民主主義の可能性と多岐にわたっている。
アメリカの判例・学説の紹介を手際よく行うことにかけては松井教授の右に出るものはいないが、本書も期待通りの出来である。インターネット法に関するアンチョコ的・辞書的な使い方に十分耐えることができる。
しかし、本書の神髄は、松井教授独自の立場からインターネット法のあるべき姿の全容を明らかにしている点にある。「日本版ローレンス・レッシグ現る」と言ったところだろうか。
インターネット法について憲法学の観点から考察した本の中で、今のところ本書以上に優れたものはないだろう。
サイバースペースの「表現の自由」を憲法学的視点から ネット上にあふれる名誉毀損的表現、猥褻画像,著作権侵害などなど。サイバースペースにおける「表現の自由」についていかに考えるべきか。インターネットの発達によって生じる様々な法律問題を憲法学的視点から切り込んでいきます。
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